Project プロジェクト

2023年度大学職員向けDX人材育成研修

人材育成

大学経営

信州大学では2023年度、大学DX推進の主力となる職員のDXマインド醸成・スキル向上を目指すための研修を実施しました。

昨年度実施した「管理職向けDX人材育成研修」「実践者向けDX人材育成研修」「IT力向上研修」を新規受講者向けに今年度も継続実施したほか、昨年度実施した「RPA研修」「実践者向けDX人材育成研修」受講者を対象としたフォローアップ研修も行い、延べ約50名が研修に参加しました。

また、研修のほか、自己研鑽として、オンライン動画学習サービス「Schoo」を導入し、DXを中心とした職員の学びの機会を提供しています。

 

【DX人材育成研修(管理職・実践者)】

管理職向けDX人材育成研修では、DXとは何かという事から、全学的にDXに取り組むことへの重要性などをe-Learningで学び、信州大学の課題抽出と、それを解決するためにステークホルダーを整理し、向き合うべき顧客は誰で、本当に必要なサービスは何かをチームで検討・発表し合うなどを議論する集合研修のワークショップを実施しました。

実践者向けDX人材育成研修では、管理職向け研修と同様、DXとは何かという事から、全学的にDXに取り組むことへの重要性などをe-Learningで学ぶなど、基礎的内容を学んだことに加え、DXの企画立案の考え方や、DXに繋がる働き方変革の考え方などをワークを交え議論し、学ぶ集合研修のワークショップを実施し、DX推進に向けた第一歩を踏み出すためのきっかけとなりました。

研修は、管理職(課長補佐・課長級)38名と推進担当者(主任・主査級)18名、計56名の職員が参加しました。

大学では、職員一人ひとりがDX推進の重要性やマインドを身に付けられるようブラッシュアップを繰り返しながら複数年に渡りDX人材育成を実施する予定です。

(写真:(上)管理職向けDX人材育成研修の様子/(下)実践者向けDX人材育成研修の様子)





 

【RPAフォローアップ研修】

RPAフォローアップ研修は、信州大学が連携協定を結ぶUiPath株式会社と協力しながら、RPAの使い方の基礎・応用を学んだ昨年度実施の「RPA研修」受講者が、実業務におけるRPA導入に向けたロボット開発に向けて取り組む実践的内容の研修です。

信州大学では、附属病院で2017年にRPAを導入し約4,600時間分の業務がすでに自動化されるなど一定の成果が出ています。この成果を大学全体にも波及させるよう、各学部から参加希望者を募り、約2ヶ月間にわたりRPAやBPRについて、昨年度の「RPA研修」では約20名の職員が学びました。今年度は上記のとおり「RPAフォローアップ研修」を開催し、昨年度受講者の中から約10名が参加し、更なるスキルの積み上げを行いました。講師はRPA開発のスキルを持つ大学職員が担当しています。

今後は、RPA関係の職員コミュニティを作り、互いに相談しながら開発ができる環境を作っていくとともに、BPR推進の土台の一つとしていければと考えています。

(写真:RPAフォローアップ研修の様子)



 

【実践者向けDX人材育成フォローアップ研修】

実践者向けDX人材育成フォローアップ研修は、昨年度実施した「実践者向けDX人材育成研修」受講者の更なるDXスキル積み上げとして実施した研修です。昨年度学んだDXの企画立案の考え方や、DXに繋がる働き方変革の考え方などをベースとして、デジタルを活かした業務変革企画を考え、進めていくため、各グループにて実業務の中から1つピックアップし、実際にプレゼンテーションを行うことでその手法を学びました。昨年度受講者うち、職員17名が参加しました。

(写真:実践者向けDX人材育成フォローアップ研修の様子)



 

(参考)信州大学 2023年度DX人材育成概要



 

(参考)信州大学 DX人材育成の目指す姿